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北海道遺産に指定された打瀬船漁は
北海シマエビの味の秘密
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アマモ(海藻)に覆われた水深1〜3mの野付湾は、北海シマエビの絶好の生息環境です。そのアマモを傷つけないようにする漁法が、小型の帆船を使う「打瀬船漁」です。
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6月中旬から7月末と10月中旬から11月中旬なら、打瀬船が潮風だけを頼りに進む姿がご覧になれます。小型底引き網漁法の一種ですが、餌を使わないために(他産地は餌を使うカゴ漁法)、茹でたときにもエビ本来の風味が損なわれることがありません。ここが他のエビ漁との大きな違い。エコロジーな漁法は、味の保証でもあったのです。
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打瀬船は瀬戸内海など日本各地で見られた漁法ですが、今でも現役で続けるのはこの野付湾(尾岱沼)だけ。浅い海が江戸以来の伝統の漁と味を守り続けています。
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楠では、夕食に必ず北海シマエビを堪能いただいています。
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残念ながら、ほかではめったに味わえません!
甘くて元気もりもりの「天然ホタテ」
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日本のホタテの9割以上が、籠に吊して育てた養殖もの。都会のスーパーで売られるホタテはまず養殖です。形も小さいですし、焼くと縮むのですぐわかります。
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尾岱沼で穫れるのは天然物。稚貝を放流してから3年、5年とオホーツク海で育ちます。
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野付半島は、知床が削られて堆積した砂の半島。尾岱沼も広大な砂地の海底が続き、それがホタテの絶好の生育環境となっています。特大なサイズと巨大な貝柱、引き締まった身、まろやかな甘み。最高級といわれる味は、やはり尾岱沼の環境が支えていたのです。
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ちなみにグリコーゲンは他産地の8倍! おいしくてヘルシー、しかも元気もりもり! それが尾岱沼の天然ホタテです。
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夕食に出しますのでその甘みに「うーん」とうなってくださいね(ちなみにグリコのキャラメルは牡蠣のエキスからグリコーゲンを取り出しています)。ホタテ漁は12月から6月に行なわれます。
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巨大な尾岱沼の天然ホタテ
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イトウが育つ川が注ぐ尾岱沼産だからこそ!
天然アサリも巨大で美味です
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お食事にアサリ汁を出すと、皆さん「これがアサリ?」と驚かれます。尾岱沼産の天然ホタテも巨大ですが、アサリも立派です。
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オホーツク海沿いでは海水浴はできませんが、毎年ゴールデンウィークの頃、尾岱沼では潮干狩りを行ないます。穫れるのがバケツに満杯のアサリ! 尾岱沼の砂地は、アサリにとっても最高の生息環境なのです。とくに稚貝を放流しなくとも漁場さえ作ってやれば、健康なアサリがすくすく育ちます。
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尾岱沼に流れ込む川は、当幌川などイトウが棲息する抜群の環境。鮭鱒の上る美しい川が尾岱沼の水質を守っているのです。
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肝臓の働きを強め疲労回復に効果のあるタウリン、ビタミンB2に鉄、カルシウムと「夕食にアサリ汁」は、実は、健康の意味からも理に適ったものなのです。アサリの旬は4月から7月にかけてです。
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あまり知られていませんが、ホッキも同様に尾岱沼に生息します。刺身にしても甘みが違うと喜ばれる逸品です。ホッキ漁は3月から5月、12月に行なわれます。
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標津・別海で魚が美味しいのは、知床が世界自然遺産だから?
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ホタテ漁が行なわれる春、根室海峡の植物プランクトンはそのピークを迎えます。同時にその時期、ホタテの含有するグリコーゲンも最大値に。つまり、流氷がもたらす植物性のプランクトンは、ホタテの美味しさに大きな影響を与えています。
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知床が世界遺産に指定されたのも、この流氷がもたらす植物性のプランクトンを起点とした生態系。尾岱沼の魚介が大きなサイズで美味しいのも、他産地に比べ鮭が脂がのっておいしいといわれるのも、「流氷が到達する世界最南端」だからこそ!
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まさに知床の自然と生態系がもたらす「美味しさ」は、野付半島・尾岱沼にこそ出現しているのです。
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